ディスタンス、ファンダイク

昨日の夜に、慎太と10メートル以上近付かないということでサッカーをした。アパートの前まで迎えに行って着いたと連絡すると、少しして階段から降りてきて、僕の顔を見るなり「ディスタンス!」と言う久しぶりの声が元気そうで良かった。最後に会ったのが4月の初めで、彼と会うのはほぼ1ヶ月ぶりになる。彼のブログを読んでるから、彼の周りで起きたことや考えていることを追体験してていて、会っている感覚に近いと思ってたけど、実際久しぶりに顔を見て声を聞くとやっぱりそのほうが当たり前に近くに感じた。

 

30メートルくらい離れて蹴っていたが、思ったように真っ直ぐボールは飛んでいかなくて、トラップも大きくなってしまった。相変わらずサッカーって難しいし楽しいなと思った。

 

慎太はこの1ヶ月、友人と電話したり同居人と話したりすることが多くなり、映画を観る時間は少し減ったけど楽しいと言っていた。ブログを書くと、その話した人のことを思い出して書くから2度会えた気がするからいいと言っていてその考えいいなと思った。ブログを書くことについて、今はというかこの先映画を作ることが出来ない世界かもしれないから代わりにブログを書いていると言っていた。ブログは映画を作ることと同じで、映画を作りたいから作るんじゃなくて、作ることに付随してくる、好きな人達との記憶のアーカイブが、自分と相手を知ることに繋がるからそれが大事だと言っていた。たぶん。その為の手段がたまたま映画なだけだから(もちろん映画が好きということはあるけど)ブログを書くことも変わらないという考えかたが変わってなくて安心した。

 

 

帰ってきてLINEを見たら、高校の友達のゆーやから「バイトとかできてる?大丈夫?」って来ていて嬉しかった。いつも会う度にお金がないと言ってるからかちゃんと心配されていた。今日の夜電話する約束をした。

 

 

早くディスタンスのない生活がしたい。ファン・ダイクみたいに今は距離を空けて守るしかない。